食生活を改善しよう

メタボリック症候群は、生活習慣の改善によって予防することができます。その中でも食事のとりかたは大事です。簡単にできる食生活の改善方法です。

食事前に必ずコップ一杯の水を飲もう

空腹時に水を飲むことは食欲をセーブする効果があります。アルコールを飲むときにも水を併飲すると、お酒の量を抑えられる上に、飲酒による食欲増進を防ぐことができます。

寝る前の食事はもっとも危険。

内蔵脂肪は代謝が良ければ溜まることはありません。よって、代謝の落ちる就寝時がもっとも脂肪が蓄積されるのです。
そのため、就寝時間から逆算して2〜3時間前には食事を終えることが肝心。寝る直前の食事は代謝されず、確実に内蔵脂肪になります。寝酒も同様。酒はとくに肝臓に脂肪として溜まりやすいので注意。

「ながら」食事は厳禁!

早食いは満腹感が得づらく、食べ過ぎの元になります。ひと口20〜30回は噛むようにしましょう。
いわゆる「ながら食い」も、意識の上では食べた気がせず満腹感を得られにくく、早食いにもなりやすい。短時間でも食事に集中するとストレスの発散にもなることは科学的にも証明されています。食べることを楽しんではいかが。

夕食はワイングラス2杯がちょうどいい

アルコールは必ず食事を摂りながら飲むようにしましょう。飲み過ぎは内蔵脂肪を増やすので、少量をゆっくり飲むことが大切です。
ワインであれば夕食時にグラス2杯を空けるくらいのスピードと量がちょうどいいでしょう。
血液をサラサラにするといわれる食べ物やサプリメントもメタボリック症候群の予防には直接関係がなく、特定の食べ物というよりは摂取の仕方がポイントになります。

パンより米、コーヒーより紅茶を選ぼう

パンはすぐに消化されることで血糖値が上がりやすいです。ランチの理想は玄米おにぎり。玄米や赤飯などは白米よりもよく噛むため、食事のペースもゆっくりとなり、脂肪になりにくいです。

動物性脂肪も大敵。バラ肉やロースよりも、ヒレや鶏のささみを選びましょう。バターやラードの摂り過ぎは血中脂肪に影響します。油を摂るなら、植物性のオリーブオイルなど脂肪の種類を選ぶことがポイント。
缶コーヒーやジュースは中性脂肪の元になる飲料です。脂肪の蓄積を抑える無糖紅茶やお茶を選ぶべきでしょう。


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